Aso Parade

さいたまシティ在住 2児の父ブログ

クラムボン “yet”を聴いた

      2017/04/07

Newアルバム”triology”をリリースしたクラムボン、その先行EPとしてリリースされたのが本作”yet”。7inchとCDシングルの2形態でのリリースだけれど、紹介するのは7inchの方。2/4にHMV record shop渋谷で先行販売され、2/11に全国販売されました。

yet

まずA面には表題曲の”yet”を収録。”サラウンド”や”バイタルサイン”にも通じるような、これぞまさにクラムボンアンセムとも呼べる疾走感あるナンバー。今後ライブで幾度となく演奏されるのが容易に想像できる。ただこの曲、郁子ちゃんが作詞をしているのだけれど、mitoがインタビューで相当難産だったことを告白している。

クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」 – Real Sound|リアルサウンド

実は「yet」(先行シングル)のデモは2月ぐらいにできていたんですけど、歌詞があがってきたのが10月の頭なんですよ。しかもその間、その一曲しか作ってないんです。それまで何十回と、ずーっとメールでダメだしをして。もらったものが、とにかく何を伝えたいのかまったくわからない。今あなたが向き合わなきゃいけないのは、クラムボンとして今この時代に出すべきポップ・ミュージックを作ることなのに、彼女はそれに向き合えてなかった。

内容としては結構衝撃的で、そこまで追い込んでいたのかと驚いた。実際戸惑ったファンも多そうだし。ただ震災をモチーフに、自分たちの歩みを重ねたという本作は、歌詞の重みが凄いしグッと伝わるんですよね。それもインタビューで言ってたみたいに1、2度聴いて終わりではなくて、何度も聴いて気付くことがある。メッセージ自体の強度が半端ないなと。それは芯の強さ、迷いの無さとして歌声にも表れている気がするんですよね。

ちなみにこのオリジナルバージョンでは菅野よう子によるストリングスアレンジが取り入れられています。3ピースで演奏される”triology”収録の”yet -triology ver.-“よりもこっちの方が好きだな。

茜色の夕日

B面にはフジファブリック”茜色の夕日”のカバーを収録。最初にこの曲のカバーを演奏するというニュースを見たときに、絶対良いものになるはずだって直感的に思った一方、ちょっとした驚きもあったのも事実なんですよね。クラムボンってカバーにしろコラボにしろ、同世代とか上の世代とつるんでることが多いような気がしたので。

肝心の曲はというと、原曲よりも幾分テンポを落としてゆったりとシンプルなアレンジになっています。特に間奏で入る梅津和時によるサックスの音色がねぇ、もう素晴らしすぎて、聴いてて郷愁を誘われるんだよな。”LOVER ALBUM”シリーズのクラムボンによる名カバーに負けず劣らず、こちらも彼らの代表的なカバー曲になっていくのではないでしょうか。現状、7inchでしか聴けないのが勿体ないなとは思いつつ、”triology”初回盤のDVD(代々木公園フリーライブ映像)で3ピースでのライブバージョンを観ることができるので、未聴の方はぜひ。

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