Aso Parade

さいたまシティ在住 2児の父ブログ

電気グルーヴ “TROPICAL LOVE”

      2018/04/07


前作”人間と動物“から4年振りのリリース。最初このアルバムが出ると聞いたときは、ついこの間出さなかったっけ!?と思ったけれど、その間ミニアルバム出したり、映画になったり、サントラ(?)も出たりで勢力的に活動していたので久しぶり感は全然なかったな。

そんなわけでリリースされた”TROPICAL LOVE”、前評判では最高傑作と言われていたけれど、個人的にはまあ期待していなかったというのが正直なところ。(まあリップサービスで言っているのかなと。)リリースに先立って公開された”TROPICAL LOVE”にしろ、また5分間限定試聴にしろ、正直ピンと来ていなかった。ただそんな状況だったので、通しで聴いて逆に驚いた。これ、”J-POP”以降のアルバムでは間違いなくいちばん好きなやつだ。

“J-POP”以降のアルバムはどれもストイックで、確かに遊び心はあるんだけれど、どこか物足りなさを感じていたのも事実で、それを”TROPICAL LOVE”はまさに埋めてくれた一枚。電気のライブでは都度、既発曲がアップデートされ、それがまさにステージングでの魅力につながってるのは間違いないのだけれど、その時々の最新アルバムに関してもライブでの再構築ありきで作られているんじゃないかとも思ったりもして、だから物足りないんだろーなと。もちろん”A”や”VOXXX”ほどの情報過多になっていない分、抜けの良くて聴きやすいアルバムにどれもなっているんだけれどね。

そして一方の”TROPICAL LOVE”、前作”人間と動物”と地続きの音ではあるけれど、過去作以上に聴きやすく、またこんな電気が聴きたかったんだよと素直に感じさせるものだった。もちろんライブでの伸び代は容易に想像できるんだけど、もの足りなさのようなものは全くの皆無。しかもどの曲もクオリティが高い。1曲目の”人間大統領”(PV最高!)からもうフルスロットル、一気にグイグイ引き込んでいってその音の中に飲み込まれていく感じ。まずは音のグルーヴありき、その上で歌詞の語感や声のバランスを調整しているような作り方も良い。どの曲もあるべき位置にきちんと収まっていて、前後の曲だけ聴くとあまり落差はないように思うのだけれど、いつの間にか観ている景色が全く変わっているというね。特に中盤〜後半の泣きの展開は叙情性が爆発していて何度聴いてもヤラれてしまうんです。これ聴いてクラブで夜通し踊り明かしたいなと、そんな気分にさせてくれる作品。もちろんライブはさらに凄いことになってるんだろうなと期待大。まあ今のところ参戦予定はないですが、いずれリリースされるであろう(?)ライブDVDは今からすでに楽しみです。

 - ・音盤紹介

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