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さいたまシティ在住 2児の父ブログ

二階堂和美 『しゃべったり 書いたり』を読んだ

      2018/04/08

neco眠るの新譜について調べようと思いカクバリズムのHPを見ていたときのこと、ニカさんこと二階堂和美の本、『しゃべったり 書いたり』が再発されるというインフォメーションが目に入りました。

『ん?そんな本あるの?』と思いつつ調べてみると、名盤『にじみ』リリースの際のインタビューをまとめたものらしいものであることがわかりました。おまけに増刷版には「祝増刷記念冊子 ニカさん」という、大友良英さんやその他関係者の愛ある手紙が封入されているという仕様。

 

『にじみ』大好きだし、大友さんからニカさんへの手紙付きと来れば買うしかないでしょ!と思いつつ購入。ちなみに購入したのは新宿の紀伊國屋書店だけれど、見つけるまでの都内の書店を6店くらい回りました。そもそもの販売数が限られてるのかな。。。

二階堂和美 – しゃべったり 書いたり

内容はというと『にじみ』リリース時のインタビューをまとめたもので、掲載元のフォーマットは様々。「TV Bros」のような紙媒体もあれば、ウェブマガジンのインタビューもあるし、ニカさんのブログや書き下ろしの文章も掲載されています。

とはいえ「こうしてまとまったものを読ませてもらうと、数年前からシナリオができていたかのような流れがあって驚いている。」とは本書まえがきに寄せたニカさんの言葉通りで、『にじみ』というアルバムを核にしてニカさんの人柄溢れたものとなっています。そして、そこには一本芯の通った清々しささえ感じられます。

本書で語られている内容は、『にじみ』のことはもちろん、自身の作りたい歌といったアーティストとしての側面もあれば、祝島の上関原発という社会的な問題についても語っていたり、はたまた自身の生い立ちや人生観死生観、家族との関わりといったパーソナルな面にも踏み込んでいます。あと歌手として僧侶として抱えているジレンマや、南無阿弥陀物とは?といった僧侶目線でも語られています。

でも決してそれぞれの側面が独立しているわけではなくて、全てひっくるめてニカさんという人柄がにじみ出たものとなっているわけです。そしてそれらを構成するエピソードについても、非常に丁寧かつ、わかりやすく語られています。どれもおもしろいので、本エントリーでも紹介したいくらいなんですが、ここではやめておきます。

というのもニカさん自身、本書の“ヒバリ”という項目でも触れていますが、言葉ひとつとっても、非常に丁寧に選んで紡いでいることが伺えます。実際に本書を読んでてもそれは感じます。

だからこそ簡単に書いて紹介してしまうことは、読み手の感動を安易に奪ってしまうことになりかねないなと思うのです。ぜひ本書を手にとって、ニカさんの「言葉」で読まれることをオススメします。

ただどうしても一つだけ取り上げたいエピソードがありまして、、、

それは、ニカさんは毎週必ずばあちゃんや家族と『NHK歌謡コンサート』を観ているというのです。そして常々、自分が出るべきだとすら思っていると。そんな想いが通じたのか(?)、いよいよ明日1/14に『NHK歌謡コンサート』にニカさん出演します!!!!!!曲目は『いのちの記憶』とのこと。明日は僕も、テレビの前で楽しみにして待ちたいと思います。この調子で紅白もぜひ出てほしい!!

 

これから本書を手に取られる方は、ぜひ『記念冊子 ニカさん』付きのものを見つけて下さい。ここにはニカさんが昨年12月に新たに書き起こした文章も掲載されています。本編のエピソードのその後について、短い文章ながらも丁寧に綴られています。こちらも続けて読んでほしいです。

最後に、自分はこの本に出逢えて、ニカさんを3倍くらい好きになりました(笑) ライブ観に行きたいなぁ。。

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